Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

新型コロナウィルスについて、HSの記事

新型コロナウィルスの感染について連日報道されていますが、日本の新聞を見ると、フィンランドでも1名が感染していることになっています。1月29日のフィンランド保健当局の声明を受けて、日本のニュースサイト各社は、フィンランドで新型コロナウィルスの感染者が報告されたと報じました。その後、新聞各社は世界各国の感染者数にフィンランドの1名を加えました。


HSのサイトには29日の夜(日本時間では30日早朝)のリリースとして、サーリセルカを訪れた日本人旅行者への取材記事がアップされました。今回の投稿はその記事を読んで見ます。


Saariselkä JAPANILAISET ●miko ●zuki, ●kari ●bata ja ●ka ●mashita hätkähtävät, peittävät suunsa käsillään ja huudahtavat ”oh my god”.
サーリセルカ発 日本人の●ズキ・●ミコさん、●バタ・●カリさん、●マシタ・●カさんは、びくっとして手で口を覆い、こう叫んだ「え~っ、うっそお~(ここは、おそらくこんな反応だろうという私の想像です)」
※原文は名前がはっきり示されていましたが、ここでは念を入れて伏せ字にします。


He ovat juuri saaneet tietää HS:ltä, että Suomessa on varmistunut koronavirustapaus ja että sairastunut nainen on vieraillut täällä Saariselällä.
彼女らはすでにHSから、フィンランドでのコロナウィルスの事例が明らかになっていて、一人の発病した女性がここサーリセルカを訪れていたことを知ることができていた。


”Tämä on hyvin pelottavaa”, ●bata sanoo. ”Pelkään, että kuolen.”
●バタさんは「とても恐ろしい、死ぬかもしれない」と言っている。


He ovat saapuneet Saariselälle eilen.
3人は昨日サーリセルカに到着した。


He eivät kuitenkaan pelkää virusta erityisesti täällä Pohjois-Lapissa, vaan kotimaassaan. Kotikaupungissa Tokiossa maskeja käytetään koko ajan. Uusimpien tietojen mukaan niitä ei ole enää saatavilla mistään.
しかしながら、3人はここ北ラップランドでは、自国においてほどウィルスを特に恐れていない。母国の東京ではマスクを常に使っていた。さらに新しい情報によれば、マスクはもはやどこからも入手できない。


Hengitysmaskit ehtivät välillä loppua myös K-market Kuukkelista Saariselän keskustassa. Myyjä Sari Kukkolan mukaan erityisesti kiinalaiset matkailijat ostivat maskeja ja käsidesiä laatikoittain jo ennen kuin Rovaniemen virusepäily osoittautui todeksi.
マスクはサーリセルカの中心部にあるKーマーケット・クーッケリでも時々売り切れてしまう。店員のサリ・クッコラさんによれば、特に中国人旅行者がロバニエミでのウィルスの疑いが真実とわかる前にすでにマスクと手指消毒薬を箱で買っていた。


Tuotteet myytiin loppuun, mutta niitä saatiin vielä lisää.
製品は売り切れたが、さらに手に入った。


”Joudumme nyt säännöstelemään ja myymään vain yhden maskin per asiakas”, Kukkola sanoo.
今、私たちはお客1人につきマスク1枚のみと制限して販売せざるを得なくなっている。クッコラさんはこう言っている。


Hän epäilee, että kiinalaiset matkailijat ostivat maskeja laatikkokaupalla viedäkseen niitä kotimaahansa, jossa maskeista saattaa tulla pula.
彼(女)は、中国人旅行者がマスクを、マスクが不足していると思われる自国へ持ち帰るために、大規模小売店(ダンボールに入ったまま商品が陳列されているディスカウントストア)で買ったと疑っている。


記事は長く、この後は台湾出身の人への取材と続きますが、省略します(めんどうになって読んでいないのが事実です)。


記事のなかで、3名の日本人旅行者は1月28日にサーリセルカ入りしたということで、「フィンランドでコロナウィルス感染者が確認されたことを知ることができた」とあり、行間で「だから、すぐにでもマスクを買わなきゃ(あるいはマスクを準備してこなきゃ)…」と言いたそうに見えます(深読みしすぎでしょうか?)。しかし、一般的な日本人観光客はHSやYle等のニュースを見ることはまず無いでしょうし、見たとしてもフィンランド語で報じられていれば理解するのはきわめて困難だと思います。ですから、この部分については3人にとって酷な内容だと思いました。

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