東京パラリンピックでのフィンランド選手団の活躍
以前、このブログで東京オリンピック、フィンランド選手団の成績についてHSの記事をもとに紹介しました。
パラリンピックが終わったので、今度は東京パラリンピックでのフィンランド選手団の活躍について報じたHSの記事を紹介しましょう。
まずは8月31日付けの記事です。見出しは、
Presidentti Sauli Niinistö onnitteli mitalisteja ja kannusti Tokiossa kilpailevaa Suomen paralympiajoukkuetta
サウリ・ニーニスト大統領はメダリストに祝福のことばを述べ、東京で競技しているフィンランドのパラリンピック選手団を激励した。
ちょうどこの日、トニ・ピースパネン選手が男子200m T51クラスで金メダルに輝いています。それを受けてニーニスト大統領が動いたと思われます。その2日前には女子やり投げF34クラスでマルヤーナ・ヘイッキネン選手が銅メダルを得ています。
記事を読んでみます。
PRESIDENTTI Sauli Niinistö tapasi etäyhteydellä Tokiossa urheilevan Suomen paralympiajoukkueen, kertoi tasavallan presidentin kanslia tiistaina.
サウリ・ニーニスト大統領はリモートで東京で競技に参加しているフィンランドのパラリンピック選手団と面会した。火曜日(31日)、共和国の大統領事務局は述べた。
Kanslia tiedotti presidentti Niinistön onnitelleen tuoreita paralympiamitalisteja (keihäänheittäjä Marjaana Heikkinen ja ratakelaaja Toni Piispanen) ja kannustaneen kaikkia kisoissa olevia suomalaisia paralympiaurheilijoita.
事務局は、ニーニスト大統領が新しいパラリンピックのメダリスト(やり投げのマルヤーナ・ヘイッキネン選手とトラック競技のトニ・ピースパネン選手)を祝福し、競技しているすべてのフィンランドのパラリンピック選手たちを激励したと公表した。
”Me seuraamme täällä ja taputamme niin onnistumisten, mutta myöskin tunnemme syvää empatiaa epäonnistumisten kohdalla”, presidentti Niinistö oli sanonut Suomen joukkueelle.
「私たちはここで観戦し、成功に対して拍手することはもちろんであるが、失敗に対しても深い共感を感じている。」ニーニスト大統領はフィンランド選手団に対してこう語った。
Kesäparalympialaiset kilpaillaan Tokiossa 24. elokuuta–5. syyskuuta. Tokiossa kilpailee yli 4 400 urheilijaa, ja Suomesta mukana on 16 urheilijaa.
夏季パラリンピックは東京で8月24日から9月5日に競技される。東京では4400人を超える選手が競技し、フィンランドからは16人の選手が参加している。
記事は以上です。最終的にはフィンランドはメダル5個を獲得しました。5日付けのHSは次のように報じています。
SUOMEN 16 urheilijan joukkue saavutti Tokion paralympialaisista viisi mitalia.
フィンランドの16人の選手団は東京パラリンピックで5つのメダルを成し遂げた。
Ratakelaaja Toni Piispanen voitti Suomen ainoan kultamitalin T51-luokan 200 metrin kelauksesta. Lisäksi Piispanen sai hopeaa 100 metriltä.
トラック競技のトニ・ピースパネン選手はT51クラスの200mでフィンランドの唯一の金メダルを獲得した。さらにピースパネン選手は100mで銀メダルを得た。
Leo-Pekka Tähti ja Amanda Kotaja saavuttivat molemmat hopeaa T54-luokan 100 metriltä. Marjaana Heikkinen puolestaan otti pronssia F34-luokan keihäänheitosta.
レオ=ペッカ・タハティ選手(男子)とアマンダ・コタヤ選手(女子)はそれぞれT54クラスの100mで銀メダルを成し遂げた。次いでマルヤーナ・ヘイッキネン選手はF34クラスのやり投げで銅メダルをつかんだ。
私も時々ですが、テレビ観戦をしました。日本の選手の活躍はもちろんですが、ヘイッキネン選手の投擲をはじめ、フィンランド選手の活躍ぶりも見ることができました。
この活躍ぶりに、フィンランドの人たちも喜んでいることでしょう。