Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

ヘルシンキの冬の風物詩?

(カモの大群、photoACより)


今回は、この時期らしい話題を紹介します。


こんな見出しを1月20日付けのHSのサイトに見つけました。
Eläintarhan­lahdelle on pakkautunut satoja sorsia
エラインタルハ湾に数百羽のカモが集結した。


記事の舞台となっているエラインタルハ湾、ヘルシンキ大学植物園やカイサニエミ公園に行かれたことのある人ならばおわかりかもしれません。植物園や公園に面している、川のように見えるのがカイサニエミ湾で、その奥がエラインタルハ湾になります。


この写真は2011年のヘルシンキ旅行のときに、Pitkäsilta(強引に日本語にすれば「長橋」)を渡るトラムを撮影したものです。

この写真の手前がカイサニエミ湾で、それがエラインタルハ湾へとつながっています。


前置きはこれくらいにして、記事本文を読みましょう。


KUN katsoo Eläintarhanlahdella avautuvaa maisemaa, voi joutua hieraisemaan silmiään. Laiturien viereen on majoittautunut satoja sorsia, ja lilluupa seassa muutama joutsenkin.
エラインタルハ湾に広がっている景色を見ると、目をこすらざるを得なくなるかもしれない。数百羽のカモが船着き場のそばに泊まりに来て、その中に数羽の白鳥も浮かんでいる。


Näyn takana on jokavuotinen ilmiö. Talvisin sorsat tapaavat kerääntyä sellaisiin paikkoihin, joissa on sulaa.
この光景の背景には毎年の現象がある。冬になると、カモは氷が溶けている場所に集まる傾向がある。


”Kaikki kohdat eivät ole vielä tässä vaiheessa auki, ja tuo on vanha, perinteinen paikka”, selittää Birdlife Suomen tiedottaja Jan Södersved.
バードライフ・スオミの広報担当であるジャン・セデルスヴェッドさんは「現在のところ、すべての場所が開いているわけではなく、あそこは昔からの伝統的な場所である。」と説明している。


Södersvedin mukaan Helsingin ydinkeskustasta ei löydy kovinkaan monta yhtä otollista paikkaa sorsien talvehtimiseen.
セデルスヴェッドさんによれば、ヘルシンキの中心地では カモが越冬するに好都合な場所はそれほど多くは見つからない。


”Tuo on varmaan se, mihin suurimmat määrät kerääntyvät.”
「おそらく、あそこは最も多くが集まる場所である。」


Södersved muistelee aiempia vuosia ja kertoo, että parhaimmillaan sorsia on nähty kyseisessä kohdassa samanaikaisesti yli tuhat.
セデルスヴェッドさんは、ここ数年間を思い出して、「最高で、カモはこの場所で一度に千羽以上見られた」と語っている。


”Varmasti niitä on läpi talven ollut kolminumeroinen luku.”
「おそらく、カモは冬を通して3桁はいる。」


AINAKIN aiempina vuosina Eläintarhanlahdessa oleskeleville sorsille on järjestetty myös ruokintaa. Vaikka sorsia saa ruokkia virallisilla ruokintapaikoilla, kannattaa appeen sopivuudesta olla tarkkana. Ruisleipä on liian suolaista, ja pullassa taas on sokeria.
少なくとも過去数年間、エラインタルハ湾に生息しているカモへの餌やりも行われている。公式の餌場でカモに餌やりができるとしても、餌の適切さについては注意を怠らないようにすべきである。ライ麦パンは塩分が多すぎ、一方で菓子パンには砂糖が含まれている。


”Ihan mitä tahansa niille ei saa syöttää. Monena vuonna kaupunki on järjestänyt virallisia ruokintoja, joissa sorsille on annettu viljaa”, Södersved kertoo.
セデルスヴェッドさんは「カモにはどんな餌も与えることができない。長年、市は公式の餌やりを行っており、そこではカモに穀物が与えられている。」と話している。


記事は以上です。


記事の中に公式の餌やり(virallinen ruokinta)とありますが、ヘルシンキ市が餌やり担当を委託してカモたちの世話をしているのでしょうか?


冬の厳しい時期に、十分な餌にありつけないカモたちにとってはありがたいことなのかもしれません。


野鳥に優しいフィンランドの人たちの一面がわかる記事でした。

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