Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

後置詞"kanssa"の用法

今回はHSの連載漫画”Fingerpori”を投稿のネタにします。


10月26日付のFingerporiでは、まず1コマ目でHeimoがAllanにこう言います。


Voitko vähän auttaa minua tämän pesukoneen kanssa? 


この文には後置詞"kanssa"が使われています。属格+kanssaで「~と一緒に」という意味で使われます。


TARKISTA  TÄSTÄには
Ollin kanssa on hauska jutella.(オッリと一緒におしゃべりをするのは楽しい)
Tule minun kanssani elokuviin illalla!(夕方、私と一緒に映画に来てくれ)
という例文が載っています。


Heimoのセリフをこの意味で訳すと
「この洗濯機と一緒にちょっと私を手伝ってくれないか」
となってしまいます。Allanと洗濯機が一緒になってHeimoの手伝いをする...なんておかしいですね。


漫画では、HeimoとAllanの間にはドラム式の洗濯機が置いてあります。状況から判断して、Heimoはこの洗濯機を移動したいために、Allanに手伝ってほしいと思ったのでしょう。


私の紙の辞書にはkanssaの2番目の意味として"against"とあり、用例として"sota Ranskan kanssa(フランスに対する戦争=対フランス戦争)"が載っています。


Heimoのセリフのkanssaはこの意味に近いのではと思います。強引に日本語にすれば「この洗濯機に対して、ちょっと私を手伝ってくれ」でしょうか。


さて、漫画の落ちですが、Fingerporiによくあるパターンです。これは私も予想できました。


Allanは "Totta kai!(もちろん)”と返答します。


そして、なんと洗濯機が、
Mitä voimme tehdä? (私たちは何をすればいいの)
と言います。


洗濯機は"kanssa"を「~といっしょに」と解釈し、Allanと一緒にHeimoを助けようと思ったのです。

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