Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

タンペレとヴァンターで多数の野良ネコたちが見つかった(その1)

今回はネコの話題です。


「フィンランドでは野良ネコは少ない、冬の寒さに耐えられないからだ」と、何かで読んだことがあります。


確かに、過去何回かのフィンランド旅行では、野生のリスや野ウサギを見たことがありますが、野良ネコ(日本で言うを地域ネコを含めて)は見たことがありませんでした。


そのフィンランドで8月の終わり、狭い範囲で一度に多くの野良ネコが見つかり、保護されました。場所はタンペレの隣町とヴァンターです。


まず、タンペレの件ですが、8月29日のHSのサイトに、このような見出しを見つけました。


Yli sadan kissan lauma vaelteli Tampereen kupeessa
100匹を越えるネコがタンペレの隣町をうろついていた。


※ここで"lauma"が使われています。kielitoimistonsanakirjaでは"lähekkäin olevien, elävien t. yhteen kuuluvien tav. elollisten olioiden järjestymätön joukko(互いに近づいて存在、生活する、または一つにまとまる、通常、生物の組織化されていない集団)"とあり、一般的に「群れ」でも良いかもしれませんが、生態学でいう「群れ」ではなく、むしろ「個体群」に近いかもしれません。ここでは、あえて訳さなくても通じると思い、略しました。


記事本文に移ります。


YLÖJÄRVEN maaseudulta otettiin yhden päivän aikana talteen peräti 82 kissaa, eivätkä siinä olleet edes vielä kaikki katit.
ユロヤルヴィの田園地区から1日で82匹ものネコが保護された。そこにいるすべてのネコというわけではなかった。


”Sinne jäi vielä ainakin 30 kissaa paikalle, joten projekti jatkuu. Todennäköisesti eläimiä on enemmänkin”, Kissankulma-yhdistyksen perustajajäsen Pia Viirola kertoo.
キッサンクルマという動物保護協会の創設者のメンバーであるピア・ヴィーロラさんは「そこには、まだ少なくとも30匹のネコが残っていた。そのためプロジェクトは続いている。おそらく、もっといるだろう。」と話している。


Kaikkiaan hän arvioi, että alueella oli yli sadan kissan lauma. Hän kertoo, että isot populaatiot ovat nykyään onneksi harvinaisempia kuin aiemmin. ”Useamman kymmenen kissan populaatioita on kuitenkin siellä täällä.”
全体的に見て、彼女は、その地区には100匹を越えるネコがいたと見積もっている。彼女は「現在、幸運にも大きな集まりは以前より珍しくなっている。しかしながら、10匹以上のネコの集まりがあちこちにたくさん存在する。」と話している。
※"populaatio"は生態学でいう「個体群」に相当することばだと思います。ここでは「集まり」「集団」とします。


Loukutus tehtiin yhteistyössä kissoja hoitaneen henkilön kanssa. Viirola sanoo, että henkilö oli helpottunut, kun sai apua.
ネコを世話する人に関連して誹謗中傷が行われていた。ヴィーロラさんは「そういった人は、助けを得ると楽になった」と言っている。


Yhdistyksen ihmiset löysivät lauman, kun alueelta otettiin talteen kissoja, ja yhdistys alkoi selvittää, miksi eläimiä on alueella niin paljon.
この協会の人たちはネコの集団を見つけると、その場所からネコを保護した。そして、その場所にそれほどたくさんいる理由を調査し始めた。


KISSOJEN kiinniotto vei muutamalta henkilöltä päivän verran.
ネコの捕獲は、何人かから少なくとも1日くらいは奪った。


”Minulla on pakettiauto täynnä bokseja ja loukkuja. Paikalla kissat odottivat jo ruokaa, jota niille ei oltu aamulla annettu. Kun loukkuun laitettiin herkkuruokaa, niin sinnehän niitä alkoi mennä nopeasti. Istuin pakettiauton perällä ja vaihdoin kissoja loukusta boksiin ja toiset veivät bokseja pois. Se on hikistä puuhaa.”
「私は箱と罠をたくさん積んだバンを持っている。その場所でネコはエサを待っていた。ネコは、朝、エサを与えられなかったのだ。罠に好物を置くと、すぐにネコはそこに入り始めた。私はバンの後部に座って、ネコを罠から箱へ移し、他の人は箱を運び去った。それは汗だくになる作業である。」


記事が長いので、今回はここまでにします。


保護されたネコがどのような状態で、今後どうなるのか、この続きは次回読んでいきます。

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