Hyviä uutisia: Helsingissä myydyt irtojäätelöt pääosin hyvälaatuista
グッドニュース:ヘルシンキで売られていたスクープアイスクリームは、ほとんどが質の良いものである。

11月20日のHSのサイトで見つけた見出しですが、これを見た段階では、厳選された材料を使っているとか、乳脂肪分の高さとか、添加物不使用とか…を想像しました。

ところが、記事を読んでみてわかったのですが、ここで言う｢質｣とは微生物学的品質、すなわち売り手の食品衛生上の問題でした。

最近のHSのサイトで、手軽に読めそうな短い記事をやっと見つけたので、今回はこれを読むことにします。

ところで、見出しにある"irtojäätelö"。直訳するとloose icecream(ゆるいアイスクリーム)となりますが、オンライン辞書の"Glosbe"では”scooping ice cream"と英訳されている例が多数ありました。アイスクリームを丸くすくってカップに入れたり、コーンにのせたりするときに使用する器具をアイスクリーム･スクープというのだそうです。そのようにして提供されるアイスクリームを"irtojäätelö"というのでしょう。ここでは｢スクープアイスクリーム｣としておきます。

記事にはもう一つ、アイスクリームに関するフィン単語が出てきます。"pehmytjäätelö"。これは英訳で"soft ice cream"、｢ソフトクリーム｣でいいでしょう。

前置きはこれくらいにして、記事本文を読みます。

HELSINGISSÄ viime kevään ja kesän aikana myydyistä irtojäätelöistä suurin osa on ollut hyvälaatuista, selviää Helsingin kaupungin tekemässä tutkimuksessa.
この春と夏の期間にヘルシンキで売られていたスクープアイスクリームのほとんどが品質のよいものであったことがヘルシンキ市が行った調査で明らかになっている。

Kaupunki selvitti irtojäätelöiden mikrobiologista laatua jäätelöstä ja jäätelökauhojen säilytysvedestä. Välttäviä tai huonoja näytteitä otettiin seitsemän. Tutkimuksessa saatiin kaksi huonoa näytettä pehmytjäätelöstä eli pehmiksestä sekä yhdestä irtojäätelöstä.
市はスクープアイスの微生物学的品質をアイスクリームとアイスクリーム･スクープをつけておく水についての調査した。許容できる、または悪いサンプルが７点得られた。調査では２点の悪いサンプルがソフトアイスクリームと１点のスクープアイスクリームが得られた。

Irtojäätelöä myynyt koju ei ollut liitettynä vesi- ja viemäriverkkoon, vaan käytössä oli vesikanisterit puhtaalle ja likaiselle vedelle.
そのスクープアイスクリームを売っていたスタンドは上下水道と接続されておらず、きれいな水と汚水用に貯水缶を使っていただけだった。　

Huonot tulokset johtuivat pääosin enterobakteerien liian suuresta määrästä. Jäätelönmyyjille annettiin ohjeita muun muassa jäätelön valmistukseen ja koneiden pesuun liittyen.
悪い結果は主としてエンテロバクター属の細菌の過剰な量によるものだった。販売者に対して、とりわけアイスクリームの製造と機器の洗浄について命令がなされた。

Helsingissä on tutkittu irtojäätelön mikrobiologista laatua edellisen kerran vuosina 2008 ja 2015. Vuonna 2008 peräti joka neljännessä näytteessä oli huomautettavaa. Vuonna 2015 kesäkioskeista ja -kahviloista otettujen näytteiden laatu oli suurelta osin hyvä.
ヘルシンキでは、スクープアイスクリームの微生物学的品質について、前回は2008年と2015年に検査された。2008年では４分の１の(文字通りは｢４つおきの｣)サンプルに指摘すべき点があった。2015年では夏の売店とカフェから得られたサンプルの品質はほとんどが良好であった。

記事は以上です。

記事によれば2015年の夏のサンプルのほとんどが良好ということですが、私はこの年の８月にヤルヴェンパーの湖岸のアイスクリームスタンドで、スクープアイスを買って食べています。その後、おなかをこわすことが無かったので、食中毒菌については大丈夫だったのでしょう。

やれやれ、ほっとしました。