Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

今度は大聖堂が入館料を徴収するかも…

2016年の6月、Wordpressのブログで「テンペリアウキオ教会が入場料を徴収する!?」というタイトルで投稿しました。その後、どうなったか追跡はしなかったのですが、「?」が現実になっていました。現在、入口で3ユーロ納めることになっています。


ところが、来年の春からは値上がりします。
HELSINGISSÄ Temppeliaukion kirkko on muutaman vuoden perinyt vierailijamaksuja. Kyseessä on kirkolle merkittävä tulonlähde. Ovelta ostettuna vierailijalippu on nykyisin kolme euroa, mutta sitä on ensi keväänä päätetty nostaa neljään euroon. Ennakkoon maksettuna lippu on hieman tätä halvempi.
ヘルシンキのテンペリアウキオ教会は、この数年間入館料を要求している。これは教会にとって著しい収入源である。入口で購入するとして、入館券は現在は3ユーロである。しかし、来年の春には4ユーロに値上げすることが決まっている。前売り券はこれよりも少し安い。


そして、今、大聖堂とスオメンリンナの教会で入館料を徴収するという動きがあります。10月27日のHSのサイトに、こんな見だしを見つけました。
Helsingin tuomiokirkkoon ja Suomenlinnan kirkkoon mietitään maksuja turisteille – ”Ensisijaisesti tämä on aina kirkko”
ヘルシンキの大聖堂とスオメンリンナの教会への旅行者に対して料金が考えられている―まず第一にここは常には教会である。


mietitään<miettiäとなっていますので、「決定」ではないのでしょうけれど、先ほどのテンペリアウキオ教会の例のように"miettiä"がいずれ"päättää"になるのでしょう。HSによれば入館料を導入するのは2021年の夏からと予想しています。


有料になったあとも、教会の行事に参加する人、結婚式、礼拝に出席する人や学校の団体は無料で教会に入ることができるとしています。


見出しにある”Ensisijaisesti tämä on aina kirkko”、これは教区牧師(kirkkoherra)である Marja Helteläさんのことばですが、このことばを借りると、「ここはまず第一に教会なのだ。だから、教会本来の目的には無料で、旅行者には有料で」と言いたいのでしょう(「だから」以下は私の推測です)。


記事には、入館料は旅行者へのサービスの向上に使われるとあります。テンペリアウキオ教会の時もそうでした。私自身で比較していないので確かなことは言えませんが、テンペリアウキオ教会では、入館料を徴収するようになって、旅行者へのサービスが良い方向に変わったのでしょう。


入館料がいくらになるか…教区協議会(seurakuntaneuvosto)では、早くて来年の秋には決めるとしています。


今後、もしHSのサイトに続報が載ったら、またチェックしてみたいと思います。


※フィンランドの教会制度について私は全然知らないので、教会に関する用語については間違いがあるかもしれません。

Xocolabでスィーツとコーヒーを(続き)

前回に続いてXocolabについての記事から紹介します。
今回は記者とその友だちの2人が試食したスィーツとその評価についてです。その部分の記事全文を日本語にしてみます。


MUKAAN testaamaan on lähtenyt ystävä. Päädymme tilaamaan molemmille kolme herkkua: minulle yksi maitosuklaamakeinen vadelmalla ja toinen karhunvatukalla sekä valkosuklaakonvehti mustikalla, ystävälle mantelipraliini, tumma 66-prosenttinen alkuperäsuklaa sekä suolatoffeenamunen.
友人が一緒にテストしに行く。私たちは個々に3個のスィーツを注文することにした。私にはミルクチョコレートラズベリーを1個、もう1つはブラックベリー、そしてホワイトチョコレートブルーベリー、友だちにはアーモンドのプラリネ、66%純ダークチョコレート、そして塩タフィー。


Kaikki on älyttömän maukasta. Pieniin, muutaman suupalan herkkuihin on rakennettu kunnianhimoisesti monia erilaisia tekstuureja ja makuvivahteita. Esimerkiksi mustikkainen valkosuklaakonvehti on päällystetty kuivatuilla mustikoilla ja ohuella maitosuklaakuorella. Sisältä paljastuu lempeä valkosuklaasta tehty täyte, josta mustikan maku hyvin erottuu.
すべてがものすごく美味しい。小さい、ほんのひとかじりのスィーツに野心的に多くの異なった食感と風味が構築されている。例えばブルーベリーのホワイトチョコレートは乾燥ブルーベリーと薄いミルクチョコレートのコーティングで覆われている。中からマイルドなホワイトチョコレートでできたフィリングが現れる。そこからブルーベリーの味がとても際立っている。


Tumma suklaa ei ole lainkaan jauhoista vaan täyteläisen suussa sulavaa, ystävä kehuu.
ダークチョコレートは全然粉っぽくなく、ふっくらとした口のなかでとろけてしまうと友人は褒めている。


Käsityötä on myös suodatinkahvi, joka uutetaan käsin pieniin pannuihin. Marjainen Burundi Kivubo on oikein toimiva yhdistelmä kaikille kuudelle makeisellemme.
フィルターでいれたコーヒーも手作りである。それは小さいポットに手で抽出される。豆のブルンジ共和国のキヴボと、私たちが選んだ6種のスィーツすべてのコンビネーションは抜群である(文字通りはキヴボはスィーツに対して抜群のコンビネーションをつくっている)。


Konvehtien raaka-aineena käytettävä suklaa tulee ranskalaiselta yritykseltä nimeltä Cacao Barry. Valintaa kuulemma ohjasivat paitsi suklaan maku ja koostumus mutta myös eettisyyskysymykset.
チョコレート菓子の原料として使われているチョコレートはカカオバリーという名前のフランスの業者から取り寄せている。チョコレートの味や成分だけでなく倫理上の問題からその選択にいきついたそうだ。


雰囲気は伝わったでしょうか?Xocolabでチョコレートを1個選び、コーヒーとともにゆったりした時間を過ごしたくなりました。
ちなみにコーヒーは3ユーロです。

Xocolabでスィーツとコーヒーを

Helsingin sanomatには、週末になるとNytというコーナーがあります。さまざまなヘルシンキの「今」を紹介する特集記事ですが、ときどきヘルシンキに新しくオープンしたレストランやカフェが取り上げられるときがあります。以前のWordpressブログでは、その中で私が興味をもったものを紹介してきました。このブログでも引き継いでいきたいと思います。ヘルシンキ旅行のひとつの情報源となれば幸いです。


今回紹介するのは、カフェもあるチョコレートショップです。
私は、ビールも好きなのですが、コーヒーも好きですので、フィンランドを旅行したときはよくコーヒーを飲みました。有名なFazerも行きました。ケーキを選んでコーヒーを注文して…ケーキは大きいので2人でシェアしてもいいくらいでした。


今回紹介するのはアブラハム通り(Abrahaminkatu)6に半年前にオープンした"Xocolab"というお店です。10月17日のHSのウェブサイトにアップされました。こんな見だしです。


Pikatestissä suklaapuoti ja kahvila Xocolab, jonka kunnianhimoiset suklaanamuset tehdään itse paikan päällä
"Pikatesti"、担当の記者が1~2人で店に行き、短時間で調査したときに使われます。私は「クイックテスト」と訳していますが、もっと良い日本語があるかもしれません。それから、"kunnianhimoiset


Xocolabのある地区はスィーツのショップが集中しており、記事には
Merimiehenkatu(メリミエス通り) 23にあるAnnan suklaatehdas (アンナのチョコレート工場)
Uudenmaankatu (ウーシマー通り)23にあるSweetheart(スィートハート)
Fredrikinkatu(フレドリッキ通り)19にあるRoobertin herkku(ローベルティン・ヘルック)
が紹介されています。気になる人はウェブで検索してみてください。


Googleマップで調べると、Xocolabを含め、どの店も市の中心部からは少し距離があるので、街歩きに疲れたときにちょっと寄ってコーヒーとスィーツでも…というわけにはいかないかもしれませんが、トラムの1日券を持っていれば、行ってみてもよいかもしれません。


店の様子はこんなふうに書かれています。
Valmistusprosessia voi seurata huoneen levyisestä ikkunasta. ”Tehtaan” puolella työskentelee suklaat valmistava Mikko Jolkkonen, joka on testikäynnillä vuorossa myös kassan takana. Tavallisesti tiskillä häärii liikekumppani Francisco Soto.
製造工程は部屋の広々とした窓から見ることができる。その「工場」のわきの方で、チョコレート職人であるミッコ・ヨルッコネンさんが働いている。彼(女)はレジの向こうで次々と試作中である。普通、レジには仕事仲間であるフランシスコ・ソトさんが忙しく働いている。


Tiskissä on valittavana parisenkymmentä erilaista makeista (1,40 e/kpl). Kauniit ja värikkäät herkut ovat kuin pieniä koriste-esineitä.
カウンターには選ぶことのできるものとして、20~30の異なったスィーツ(1個1.40ユーロ)がある。美しく、カラフルなスィーツは小さな宝飾品のようだ。


長くなりましたので、続きは次回にします。次回は記者が試食したチョコレートの評価について紹介したいと思います。