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ハカニエミのマーケットホールがいよいよオープン(その1)

ハカニエミのマーケットホールの改修工事については、2021/07/26にこのブログに投稿しました。

このときには、オープンは2022年の夏の終わりか秋の始めとされていました。


ところが、工事は遅れ、今年の4月の終わりにようやくオープンしました。


今回と次回の2回に分けて、この記事を読んでみます。記事は4月27日付のHSのサイトにアップされていたものです。


HAKANIEMEN kauppahalli on avautunut pitkän odotuksen jälkeen. Ensimmäiset asiakkaat pääsivät sisään torstaina kello 8.
長い間待ってやっと、ハカニエミのマーケットホールがオープンした。最初のお客は木曜日(4月27日)の8時になかに入った。


Tunnelmasta päätellen uusvanha kauppahalli on kokemus, jota on odotettu. Moni asiakas seisahtuu hetkeksi paikalleen hahmottamaan ympäristöään ja vertailemaan näkymää vanhaan.
雰囲気から推測すると、復古調のマーケットホールは期待された体験である。多くのお客がしばらくの間、その場所にとどまり、周囲に気づき風景を昔と比べている。


Kauppahallin remontti kesti viisi vuotta. Sinä aikana kauppiaat olivat viereisessä, väliaikaisessa hallissa Hakaniemen torilla.
マーケットホールの改修工事は5年かかった。その間、店主たちはハカニエミ通りにある隣接する臨時のホールにいた。


HS vieraili vielä tuolloin keskeneräisessä hallissa maaliskuussa.
3月、HSはその当時まだ完成していないホールを訪れた。


VÄKEÄ avajaispäivänä on niin paljon, että käytävillä kulkeminen on hidasta.
オープンの日、人々はとても多いので、通路をゆっくりと通る。


Paikalle saapunut Kimmo Vaalanti etenee verkkaiseen tahtiin ja tutkii tarjontaa tarkkaan.
その場所に到着したキモ・ヴァーランティさんはゆっくりと前に進み、 品揃えを厳密にチェックする。


”40 miljoonaa euroa on kulutettu hienosti", hän kommentoi rakennusta.
彼はこの建物について「4000万ユーロが大変うまく使われた」とコメントした。


”Ilme on muuttunut täysin.”
「外見はすっかり変わった」


Hajuhaitoistakin on päästy. Aiemmin ulkona olevat jäteastiat lemusivat, Vaalanti sanoo. Nyt huoltotilat on siirretty maan alle, ja entisen lastauslaiturin paikalle rakentuu terassi.
悪臭の欠点からも解放された。ヴァーランティさんは、「以前、外にあったゴミ箱が悪臭を放っていた」と話している。今は、メンテナンス施設は地下に移され、以前の荷捌き場にテラスが建てられた。


Yksi parannusehdotuskin Vaalannilla silti olisi. Monien tuotteiden hintoja ei ole merkattu selvästi, ja liikuntarajoitteisena tiskin kiertäminen hinnan selvittämiseksi on raskasta.
それでも、ヴァーランティさんには改善案がひとつあるようだ。多くの製品の値段が明確にされておらず、身体に障害がある人にとって値段を調べるためにレジを回ることは困難である。


Vaalanti toivoisi hintoihin mahdollisimman maltillisia korotuksia, jotta halli olisi mahdollisimman monen saavutettavissa myös taloudellisesti. Hän on työskennellyt pitkään nuorisotyön parissa.
ヴァーランティさんは、このホールができるだけ多くの人が経済的に利用しやすくなるために、可能な限り適度な価格上昇を希望している。彼は、長い間ユースワーク(若者の成長を支援する活動)のなかで働いていた。


”Koko kaupungin väestölle.”
「街の人たち全体に」


今回はここまでにしておきます。


最後のヴァーランティさんの見解は「物の値段を上げて得た利益を、障害をもった人たちなど、さまざまな人たちが買い物を楽しめるような工夫に使うべきだ」というように読みました。日本の鉄道会社が駅のバリアフリー化のために運賃を値上げしたように。


フィンランドの人たちは、このような考え方を容易に受け入れることができるのでしょう。


さて、リニューアルオープンしたマーケットホールの中はどんな様子なのでしょうか。これについては次回!

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