(つくばエキスポセンターのロケット、photoACより)

Kuinka kauan menisi raketilla Oulusta Rovaniemelle?
オウルからロヴァニエミまでロケットで行ったらどれくらいかかるの？

これは９月29日付のHSのサイト内のLasten tiedekysmykset(子どもの科学質問コーナー)に載った質問です。

質問したのはTopi Männistö(トピ･マンニスト)さん(５歳)です。

おそらくテレビや本などでロケットを見て、このような疑問を持ったのでしょう。

答えるのはトゥルク大学で先生をしており、天文学博士でもあるSilja Pohjolainen(シルヤ･ポホヨライネン)先生です。

OULUN ja Rovaniemen välinen suora etäisyys on 166 kilometriä. Avaruudessa matkaavan raketin nopeus on tyypillisesti yli 8 kilometriä sekunnissa, joten tuolla nopeudella välimatkaan kuluisi vain noin 21 sekuntia.
オウルとロヴァニエミの間の直線距離は166kmです。宇宙を飛行するロケットの速さは平均すると秒速８kmを超えます。そのため、あのような速さではたった21秒ほどでその距離を通過してしまうでしょう。

Aikaa menisi kuitenkin paljon enemmän raketin nousuun ja laskuun. Ne kestävät avaruuteen lähdettäessä useita kymmeniä minuutteja, koska nopeus on silloin pienempi. Avaruusraketti laukaistaan yleensä suoraan ylöspäin, ja se laskeutuu joko laskuvarjon varassa kuten avaruussukkula tai liitäen kuten lentokone.
しかしながら、ロケットの上昇と下降には時間がはるかに多くかかります。宇宙へと発射されるとき、何十分もかかります。というのは、そのとき速さは遅いからです。ふつう、宇宙ロケットは上のほうにまっすぐ発射されます。そして、スペースシャトルのようにパラシュートによって、あるいは飛行機のように滑空しながら着陸します。

Raketin suuresta matkustusnopeudesta ei siten olisi paljoakaan hyötyä lyhyillä matkoilla. Välimatkan pitäisi olla käytännössä tuhansia kilometrejä, jotta raketilla matkustaminen olisi nopeampaa kuin esimerkiksi lentokoneella.
したがって、ロケットのおおきな移動速度は、短い旅行ではまったく役に立たないでしょう。ロケットで旅行することが、たとえば飛行機より速くなるには、実際問題として距離は何千キロメートルでなければならないでしょう。

Tavallinen matkustajakone kulkee noin 800 kilometriä tunnissa, jolloin Oulu–Rovaniemi-väli veisi noin 12 minuuttia. Lentokoneen nousu, lasku ja lähtöselvitykset vievät myös oman aikansa. Matka Oulusta Rovaniemelle on kuitenkin niin lyhyt, että se taittuu mukavasti vaikka junalla.
ふつうの旅客機は時速およそ800kmで行き来します。そのとき、オウル‐ロヴァニエミ間はおよそ12分かかります。そのうえ、飛行機の上昇、下降、そして搭乗手続きには時間を費やします。しかしながら、オウルからロヴァニエミへの移動は非常に短いので、たとえば列車で快適に行くことができます。
※最後の文の"taittuu＜taittua"は｢曲がる｣｢畳む｣｢壊れる｣という意味ですが、kielitoimistonsanakirjaの例文に、"Matka, taival taittui [= meni, edistyi] nopeasti."とありましたので参考にしました。

回答は以上です。現実的な回答にうまく着陸させました。

ということで、オウルからロヴァニエミまで列車で行きましょう。これは2016年８月にオウル駅のホームで撮影したロヴァニエミからのインターシティです。重々しい電気機関車が重連でけん引しています。

このとき私はオウルからヘルシンキまで飛行機で約１時間のところ、列車で約６時間かけて行きました。このときのことは、

に投稿しましたので、興味のある人はのぞいてみてください。