Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

ここで食べないけれど…

今回は軽く行きます。


HSの連載漫画"Fingerpori"、19日付けのそれは、あまりにも単純で、それでかえって笑わせるものでした。


Allanがベーカリーショップにいます。このベーカリー、店内にイートインコーナーがあるものと想像できます。


1コマ目
Allan: Yksi kahvi ja dallaspulla.(コーヒーを1杯とダッラスプッラ)
ここで"dallaspulla"は、"pulla, korvapuusti, jossa on vaniljarahkatäyte(ロールパン、シナモンロール、中にバニラサワークリームが入っている)(webxicon.orgより)"というものです。


2コマ目
店員: Syöttekö tässä? (ここで食べていきますか?)
Allan: En! (いえ!)


3コマ目、店員がプッラを袋に入れはじめる。
Allan: Vaan tuossa pöydässä.(そうでなくて、あそこのテーブルで食べます)


と、いうものです。絵が無くても「落ち」が伝わると思います。念のために解説しますが、店員の言う"tässä"はもちろん「店内」のことです。しかし、Allanは文字通り「ここ(漫画ではレジ)」だと解釈するのです。


確かフィンランドの消費税率は食料品と外食は同じだと記憶しています。この漫画のおかしさは"tässä"の意味を取り違えたことだけになります。


が、これが日本のように外食と持ち帰りで税率が異なる場合、Allanの行動は単なる勘違いでなく計画的になります。


2コマ目で「いいえ」と言うと、店員は「持ち帰り」の軽減消費税を適用するでしょう。そして、支払ったあとに3コマ目の台詞を言う。


一般税率と軽減税率の差額のぶんだけ支払いが少なくなる…Allanらしくなると思います。


さて、2011年のフィンランド旅行の写真にシナモンロールとコーヒーがありましたので載せます。
紙の皿とナプキン、カップはマリメッコのデザインです。

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