Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

ぎっくり腰

ずいぶん長い間ご無沙汰してしまいました。
年度末の異動で長距離の引っ越しをしなければならなかったこと、引っ越し費用を安くすませるために4月末まで引っ張ってしまったこと、それにコロナの影響が加わって忙しい日が続き、フィンランド語の勉強もHSのチェックもしばらくお休みしていました。


引っ越しが終わり、生活がようやく落ち着き、フィン語の勉強を再開した矢先、今度はぎっくり腰!
腰が痛くて3日くらい動くのが容易でありませんでした。


ところで、ぎっくり腰は「魔女の一撃」とも呼ばれます。
「魔女の一撃」で検索すると、これはドイツ語の"Hexenschuss"に由来することがわかりました。"Hexe"が「魔女」で"Schuss"が英語でいう"shot"、日本語では「射撃」とすればよいでしょうか。
フィンランド語でも"noidannuoli"という表現があります。noidanは「魔女」を表すnoitaの単数属格形、nuoliは「矢」で「魔女の一矢」。
調べてみると、おもしろいことに類似の表現は英語には無いようです。ぎっくり腰を魔女の仕業としたのはドイツ、日本、フィンランドだけのようです。


さらに話題は"Fingerpori"に。
かなり以前のことなので、正確な年月は忘れましたが、FingerporiではAllanがぎっくり腰になっています。このときの漫画は、なぜか記憶に残っています。


ぎっくり腰になったAllanに、Heimoがカイロプラクターを紹介します。
カイロプラクターはフィンランド語で"kiropraktikko"です。


そのカイロプラクター、Allanに対して口汚く悪口を言うのです。


""kiropraktikko"が"kiro+praktikko"と解釈され、"kiro"は"kirosana"の意味で使われ、"praktikko"は"praktiikka(英語でpractice)"から派生したことばでしょう。日本語では「実践者」としておきます。「カイロプラクター」と「口汚い悪口の実践者」、Fingerporiでよくある「ひとつのことば」が2通りに解釈されることによる「落ち」でした。


今回は近況報告を兼ねたフィンランド語ネタでした。
都道府県を越えた移動を自粛する状態が続いています。まして海外旅行ができるようになるのはいつになるでしょうか。いつか再びその日が来ることを願いながら、細々ではありますが勉強を続けていこうと思います。

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