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スマートシティとして発展するカラサタマ地区

今回はヘルシンキの西部に位置するKalasatama地区に関する話題です。
2年前、ここに巨大ショッピングモール”Redi”がオープンした記事をWordPressのブログに投稿しました。

今回は、ここで進行中のスマートシティプロジェクトに関する記事を読んでみます。
15日、HSのサイトにアップされた記事の見出しは、
Kalasatama nousi maailmanmaineeseen: New York Times ylistää Helsingin ”älykaupunginosaa”
カラサタマが世界的名誉にのぼった:ニューヨークタイムズはヘルシンキの「スマートシティー」を賞賛した。
というものです。詳しい内容についてはNew York Timesのサイトから"で検索すると読むことができます(もちろん英語で)。


では、HSのサイトにアップされた記事を読んでみましょう。


HELSINKIÄ ylistetään amerikkalaisen The New York Timesin artikkelissa.
ヘルシンキはアメリカのニューヨークタイムズの記事で賞賛された。


Jutussa nostetaan esiin muun muassa Helsingin hiilineutraalisuustavoitteet ja älykaupunkikehitys.
とりわけヘルシンキのカーボンニュートラルの目標とスマートシティの発展が話題にのぼっている。


Helsingin tavoitteena on olla hiilineutraali vuonna 2035.
ヘルシンキの目標は2035年に二酸化炭素を排出しないことである。


Erityisessä tarkastelussa on Kalasataman kaupunginosa ja sen palvelut, älykaupunkikokeilut ja ilmastoystävälliset energiaratkaisut. Jutussa nostetaan esille muun muassa Kalasataman robottiautot, yhteiskäyttötilat, kuljetusrobotit, jaetut sähköautot ja kattosaunat.
特別な実験では、カラサタマの地域とそのサービス、スマートシティの試行と気候に優しいエネルギー問題の解決である。話題にのぼったのは、とりわけカラサタマのロボットバス、共用スペース、配送ロボット、電気自動車のシェア、そして屋上サウナである。


※"robottiautot"について、記事に"robottibussi"の写真が添えてありましたので、ここは、「ロボットバス」電動モーターで動く自動運転のバスとしました。
※※"kuljetusrobotit"について、New York Timesの記事に"They can use an app to order from a grocery store, where a robot will pluck the items from the shelves and deliver them to the apartment."とありましたので「配送ロボット」としました。


Lisäksi jutussa esitellään muun muassa Kalasatamassa käytössä oleva jätteenkeräysjärjestelmä, jonka avulla jätteet lajitellaan suoraan säiliöihin, joista ne kulkeutuvat maanalaisia putkia pitkin jätteiden keräysasemalle.
さらに、話の中に紹介されているのは、とりわけカラサタマで使われているゴミ収集システムである。それを使ってゴミは直接タンクに分別される。そこからそれらは地下の管を通ってゴミ収集センターへ運ばれる。


The New York Times kertoo myös Kalasataman ryhmärakentamiskohde Sumpista, jossa asukkaat suunnittelivat itse kerrostalon rakennuttajan ja konsultin kanssa.
ニューヨークタイムズは、カラサタマのグループ建設プロジェクト(co-housing project:共同住宅プロジェクト)であるSumpiについても報じている。そこでは住民が自分たちで宅地開発業者やコンサルタントと一緒に集合住宅を計画している。


※"Sumpi"について、New York Timesの記事には、"In Finnish, sumppi is slang for “let’s have coffee,” but the word also means “small fish,” appropriate for a building across the street from a Baltic seafront."とあります。「コーヒーにしましょう」と「小魚」の2つの意味をもつスラングだそうです。


Lue lisää: Talo kuin kyläyhteisö
詳しいことは「村落共同体のような家」を読みなさい(記事ではリンクが貼られています)。


JUTTUUN on haastateltu muun muassa Kalasataman asukkaita ja eri yritysten edustajia.
記事にはカラサタマの住民やさまざまな企業の代表者がインタビューを受けている。


Lisäksi jutun lopussa elokuvaohjaaja Mika Kaurismäki kehuu Helsingin kehittyneen kansainväliseksi kaupungiksi ja kertoo liikkuvansa siellä sähköpotkulaudalla.
加えて話の最後には映画監督であるミカ・カウリスマキ氏がヘルシンキが国際的な都市へと発展したことを賞賛し、そこを電動キックボードで移動していると報じている。


※カウリスマキが使っている"sähköpotkulauta"、New York Timesでは"electric scooter"となっており、このままでは「電動スクーター」となりますが、"potku"が入ってますので「キックボード」だと思われます。乗っている画像があれば見たかったなあ。


記事は以上です。冒頭でも述べましたが、このスマートシティプロジェクトについてはNew York Timesの記事に詳しく書かれていますので、興味を持たれたかたはアクセスしてみてください。ものすごく大規模な「実験」です。

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