Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

ヘルシンキ中央駅前広場にオープンしたHappy Farmer(その1)

今年もフィンランド旅行に行けない日々をフィンランド語の学習を兼ねて妄想の旅行で楽しむことにします。


今回妄想で訪れる場所はタイトルにあるHappy Farmerという店です。昨年12月21日付けのHSのNyt.fiに掲載した記事にとりあげられた店です。


記事はこんな見出しで始まっています。
Asema-aukion Sokokselle avattu Happy Farmer -ravintola on raikas kokonaisuus
駅前広場のソコスにオープンしたレストランHappy Farmerは人を元気にさせるレストランコンプレックスだ。


ここで"kokonaisuus"ですが、辞書には"whole"とか"unity"という意味が載っており、日本語では「ひとまとまりにすること、またはひとまとまりにしたもの」という意味になると思われます。 Happy Farmerのウェブサイトを見ると、そこは”KITCHEN & BAKERY”と"COFFEE BAR & WINE"から構成されいることがわかりますので、その2つを合わて”kokonaisuus"と表現したと考えました。日本語で「レストランコンプレックス」というと、もっとたくさんの飲食店を集めた施設になるのでしょうが、適切なことばが見当たりませんでした。


まず、店の基本的な情報から
場所… Asema-aukio 2(駅前広場2)
営業時間… Ma–to 8–21, pe 8–22, la 9–22 ja su 10–20.(月~木…8~21時、金…8~22時、土…9~22時、日…10~20時)
予算… Tarjotinannokset(Farmer Trayという日替わりのワンプレート) 10,70 e (päivän annos vuoden loppuun asti 7,90 e(本日のプレート、年末まで7.90ユーロ)), itse koottuna(自分で選べば(数種類のメイン、ベース、副菜から1品ずつ自分で選ぶ))11,50–12 e. Aamiaispaketit(モーニングのセット) 8,50–18,70 e. Lounaat(ランチ)11,20–15,60 e.
Esteetön? Kyllä.(バリアフリーです)


では、記事を読んでいきます。
ASEMA-AUKION Sokoksen kulmalla on piisannut viime vuosina vaihtelua. McDonald’sia seurasi ensin Fafa’s, ja elokuusta alkaen seinässä on loistanut Happy Farmerista eli iloisesta farmarista viestivä valomainos.
駅前広場のソコスの角は、昨年は変化に事足りた年であった。まず、ファファスがマクドナルドの跡を継いだ。そして、8月から壁にHappy Farmer、つまり「幸福な農夫」について伝えるネオンサインが輝いた。


Happy Farmer on varsin kiinnostava koehenkinen ravintolakompleksi, jonka takana on HOK-Elanto. Vaaleiden laattojen raikastamassa alakerrassa korostuu noutoruoka- ja piipahdushenki. Toisen kerroksen miellyttävillä sohvilla ja rottinkituoleilla voi viipyillä vaikka viinilasin ääressä. Tarjontaa on aamusta iltaan.
Happy Farmerはとても興味を惹きつける試験的なレストランコンプレックスである。その背後にはHOK-Elanto社がいる。明るい色のタイルが新鮮な階下に行くと、テイクアウトと立ち寄りの人々が次第にはっきりしてくる。ワイングラスだけをお伴に、2階の心地よいソファーと籐の椅子に長居することができる。朝から夕方まで飲食物を提供している。


Ensi vuoden puolella paikka laajenee entisestään viereisen Casa Largon tiloihin. Kolmen eri osion muodostama kokonaisuus on silloin jo melkoinen ravintolamaailma.
来年(年が替わったので今年)半年間でその場所はさらに隣接するCasa Largoの場所へと拡張する。3つの別々の部門が構成するコンプレックスは、そのときすでに異常に際立つレストラン界となっているだろう。


KUN ikkunassa mainostetaan kahvien – siis kaikkien – maksavan euron ja iltaan asti tarjolla olevien tarjotinannosten vajaa kahdeksan euroa, herää kysymys, onko ”halpuutus” edennyt jo yhtiön ravintolatoimintaan.
窓に、コーヒー―すなわち全て―が1ユーロと夕方まで利用できるワントレーメニューが8ユーロ足らずと宣伝されていると、この「安さ」はすでにその会社のレストランの営業へと進んだのかという疑問が湧く。(このサービスは2021年2月末までで、TAKE AWAY -KAHVIが1ユーロ、FARMER TRAY 7,90 ユーロで利用できる)


Happy Farmer korostaa vastuullisuutta, joka tulee ilmi muun muassa hiilinegatiivisuudessa, kasvistarjonnassa ja hävikin hyödyntämisessä.
Happy Farmerは説明責任を強調している。それは、とりわけカーボンネガティブ、野菜の供給、そして食品ロスを最大限利用することにおいて明らかにされている。


Alakerran S-marketista saapuu ravintolaan päivittäin rullakko, jonka poistotuotteista syntyy esimerkiksi hummusta ja smoothieta. Vastaava yhteistyö on alkamassa Food Market Herkun kanssa.
階下のS-マーケットからこのレストランに毎日手押し車が到着する。その廃棄物からたとえばフムスやスムージーが生まれる。同じような共同事業はFood Market Herkkuとともに始まっている。


記事は長いので、続きは次回にします。


記事に出てくるHOK-Elanto社は百貨店のSokos、スーパーマーケットの"S-マーケット"や"alepa"を展開している企業です。スーパーで廃棄される食品(主に野菜や果物でしょう)を利用して食品ロスを減らそうとする取り組みも同じグループに属するから可能なのでしょう。


そして、今年じゅうにCasa Largoの場所へと拡張するとありましたが、"Casa Largo"はオリジナル ソコス ホテル バークナの1階にあるレストランでスペイン料理で知られています。そこがHappy Farmerの一部に改装されるということでしょうか。


これは2011年にプラハに旅行した帰り、ヘルシンキに寄ったときに撮影したものです。このとき別のホテルに泊まりましたが、ここで夕食を摂りました。この風景も見られなくなるのでしょう。

ついでにその時食べたものの写真がありましたので載せましょう。サーモンのグリルにソースがかけられています。付け合わせはサフランライスです。ここがスペイン風ですね。


次回は記者が試食したメニューを紹介します。

×

非ログインユーザーとして返信する