Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

あけましておめでとうございます

年が明けて、もう6日ですが、今回が2021年の初投稿です。


不要不急の外出自粛の年末年始なので読書でもしようかと、近くの書店で購入したのがこの本。何週間か前に新聞の広告に載っていましたので気になってはいましたが、昨年末ようやく購入しました。


「考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール」


著者である益田ミリさんが2017、18、19年と3回にわたってフィンランドを旅行したときの旅行記です。表題のとおり、あちこちのカフェやベーカリーでのシナモンロールを食べ歩いています。写真もたくさん載っています。このブログでも取り上げた「エロマンガ」も訪れています。


何よりも私が惹かれたのは「考えごとをしたい…」というタイトル。街歩きをしながら、スーパーで買い物をしながら、カフェで休みながら、いろいろと考えごとをする…。いいなあ。また、それができるのがフィンランドだと思います。


私自身、2015、16年とフィンランドに行きましたが、フィンランド独立100年の17年は仕事の都合で休みがうまくとれず行けませんでした。残念。


著者は、前もってカレンダーにここからここまでフィンランドに行くと印をつけておいて、そのとおり実行しました。


あちこち調整しながら休みを取り、さて旅行へ行こうか…という生活をおくっている身にとってはうらやましい…。


あまり堅苦しくなく、気楽に読める本です。フィンランドに行ったことがない人はガイドブックにもなりますし、行ったことがある人はその時のことを思い出したり、比べたりしながら読むことができます。


ところで、この機会に今までに私が読んだフィンランド関係の本を紹介します。


フィンランド豊かさのメソッド/堀内 都喜子(集英社新書、2008年)
2007年に初めてフィンランド旅行をしたあとで読みました。旅行後でしたが、社会制度、教育など、当時何かと話題になっていたフィンランドについて知ることができ、フィンランドに興味をもち、リピーターになるきっかけにもなりました。ただ、フィンランドも規制緩和が進み、今、この本を読むと当てはまらないこともあるかもしれません。


北欧トラベルダイアリー/すげさわ かよ (河出書房新社、2008年)
副題に「フィンランド・スウェーデン+エストニア あこがれの街とかわいい田舎町あるき」とあるとおり、これも旅行記です。この本も古くなってしまいましたのでガイドブックとしては活用できないかもしれません。かわいいイラストが多いのが特徴なのでそれを楽しむには良いかも…。


ラオスにいったい何があるというんですか?紀行文集/村上 春樹 (文春文庫、2018年)
このなかに「シベリウスとカウリスマキを訪ねて フィンランド」という題で2013年にAGORAに掲載されたものが収められています。この文章、個人的には気に入っています。「一度行けば、あなたもフィンランド贔屓になるかもしれない」と述べていますが、私もその中のひとりになっています。


今回はこのへんにしておきます。今年もよろしくお願いします。

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