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地下鉄駅Yliopistoに通じる地下道で見ることができる光の芸術

この写真は2011年8月に撮影したものです。手持ちのヘルシンキ地下鉄の写真はこの1枚しかありません。左側に"Hagnäs"とありますが、これはハカニエミのことです。車両はM100、Wikipediaの英語版によれば最も古い型として現在も使われているようです。


今回はハカニエミ駅ではなく、そのひとつ隣のユリオピスト駅(日本語では「大学前」となるのでしょう)の地下道についての話題です。地下道の改修が終わった記事が9月1日付けのHSのサイトにアップされていましたので読んでみました。


まず、見出しです。
Kaisaniemen legendaarinen Opintoputki meni kokonaan uusiksi: tältä tunneli nyt näyttää
カイサニエミの伝説的な"Opintoputki地下道"が完全に新しくなった:その地下道は現在このように見える。


HELSINGIN Yliopiston metroaseman Opintoputkena tunnettu maanalainen kulkuväylä on taas avattu kulkijoille keskiviikkona.
地下鉄のヘルシンキ大学駅の"Opintoputki"として知られている地下通路が水曜日(1日)に通行人に再び開通した。


"Opintoputki"、文字通りでは「学問のチューブ」、大学へ続く管状の地下道をうまく表現した呼び方だと思います。固有名詞ですのでこのままにしておきます。


Opintoputki on tunneli, joka johtaa Yliopistonkadulta Kluuvista metroaseman lippuhalliin. Nimi on peräisin kaukaa ja tulee yliopiston läheisyydestä. Tunnelin perusparannus on nyt valmis.
"Opintoputki"はクルーヴィ地区のユリオピスト通りから地下鉄駅の改札広場に通じる地下道である。その名前は大学の近くであることに由来する。地下道の基本的な改良工事は現在完成している。


Remontissa haluttiin sekä parantaa tunnelin turvallisuutta että tehdä tunnelista kauniimpi. Teknisiä järjestelmiä ja valaistusta on parannettu. Seinät, kaiteet ja ovet on puhdistettu ja maalattu, tunneliin on tehty uusi varapoistumistie. Tunnelin esteettömyyttä on myös parannettu.
改装には、地下道の安全性を改善することと、(改修前より)美しくすることが望まれた。技術的なシステムと照明が改良された。壁、手すり、扉が磨かれ塗装された。地下道には新しい避難通路がつくられた。地下道のバリアフリー化も改善された。


Tunneliin on myös rakennettu taiteilija Kirsti Taiviolan valotaideteos nimeltä Kenno. Teos on toteutettu ohjaamalla led-valojen tuottamaa valoa käsin puhallettujen lasilinssien läpi.
地下道には芸術家であるキルスティ・タイヴィオラのケンノという名前の光芸術作品が取り付けられた。その作品はLEDの光が生み出す光を手で吹かれたガラスレンズを通して調節することで実行される。


”Kenno-valoteos on tutkielma kuusikulmaisesta hunajakennokuviosta Opintoputken aaltoilevalla kalliopinnalla. Kuvio nousee tunnelin yläpäädyn suorilta seiniltä selkeänä ja järjestyksessä kohti kattoa, missä se lähtee venymään ja tiivistymään myötäillessään katon pinnan muotoja. Syvemmällä tunnelin mutkassa kuvio palaa jälleen kohti järjestystä”, taiteilija kuvailee tiedotteessa.
「ケンノという光芸術作品は"Opintputki"の波打っている岩の表面における六角形の蜂の巣模様に関する研究論文である。その模様は地下道の端のまっすぐな壁からクリアに、そして規則的に天井に向かって昇っている。天井では、表面の形に合わせて、模様が伸びたり縮んだりしている。さらに奥深いところでは、地下道のカーブでその模様は再び規則的なものへと戻っている。」その芸術家は広報でこのように説明している。


※この部分は写真があるとわかりやすいのですが、記事に添付されている写真を無断転載できませんので、興味のあるひとはKenno-valoteosで検索すると見ることができるので試してみてください。。


KAISANIEMEN metroasema avattiin Helsingin keskustaan vuonna 1995. Sen nimi muutettiin Yliopiston metroasemaksi viime vuosikymmenellä.
カイサニエミの地下鉄駅はヘルシンキ中心街に1995年に開業している。その名前は10年前にユリオピスト地下鉄駅に変わった。


記事は以上です。ところで改修前のOpintoputkiはどうなっていたのか調べてみました。壁には壁画のようなものが描かれていました。

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