フィンランドの日常を覗いてみる本
あけましておめでとうございます。
今回は昨年末に読んだフィンランドに関する本から紹介します。
芹澤桂著 フィンランドは今日も平常運転 大和書房 読んで旅する「よんたび文庫」シリーズのひとつです。
昨年の何時かは忘れましたが、新聞の広告に載りました。
書名を覚えていたので、街に出たついでに大きな書店に寄って、検索システムで在庫を確認して購入しました。
フィンランドに移住した著者が、出会ったフィンランド人のことを書いたものです。
著者は「印象的な」フィンランド人と述べているので、どちらかというと少し個性の強い人たちなのでしょう。
それでも、著者とそんな人たちとのやりとりを読むことを通じて、フィンランドの日常を覗いている気分になれるかもしれません。
また、フィンランドやヘルシンキについて知識がある人は、こんなマニアックな読み方もできます(私のことですが…)。
「そのスーパーはドイツ資本で、戦後長らく国産スーパーだらけで競争も少なかったフィンランドに進出してきて様々な価格破壊をもたらした…」とあるのを見て、「このドイツ系のスーパーは"Lidl"のことかな?」
とか、
ヘルシンキで「住みたくない街」として紹介しているエリアは××地区のことかな?
等々。
肩肘張らず気楽に読んで、フィンランドを旅行している気分を味わうことができると思います。