ロシアに対する風刺
久しぶりにHelsingin sanomatに連載されている漫画"Fingerpori"についての投稿です。
この漫画、時々ロシアを風刺したものが掲載されます。
フィンランドとロシアの歴史的関係を考えると、それもわかるような気がします。
5月3日付のFingerporiには、Heimoと妻が朝食をとりながらの会話が描かれています。
1コマ目 Heimo:Aloin lukea kirjaa Venäjän armeijasta.(ロシアの軍隊に関する本を読み始めたよ)
2コマ目 Heimo(分厚い本を妻に見せながら):Se on valtavan kokoinen, eikä etenee mihinkään.(とても厚くて、ちっとも前に進まないよ)
と、いうものです。
普通の会話のように思えますが、2コマ目はこうも訳せます。
「とても巨大だけど、どこにも前進しない」
これは、ロシアのウクライナ侵攻で、ロシア軍が首脳部の思惑通りに進まない現状を風刺し、それがオチになっているものと思われるのですが…どうでしょうか。
もうひとつ、覚えているものがあります。いつのものだったかは忘れてしまいましたが、ロシアの特別任務機動隊を風刺した1コマ漫画です。
この特別任務機動隊、英語の略称は"OMON(オモン)"ですが、ロシア語表記では"OMOH"となります。
隊員の制服の背中には"OMOH"と大きく記されています。
Fingerporiでは、この制服を着た屈強な隊員の後ろ姿が街のショーウィンドウのガラスに映ったところが描かれています。
以下、想像におまかせします…