Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

スーパーのクリスマスセールの広告を読んで妄想の買い物を楽しむ

明日はクリスマスイブです。今年のクリスマスは家庭で過ごすという人が多いかもしれません。


ではクリスマスイブには何を食べようか…。その前に買い物、新聞の広告を見て決めましょう。と、いうことでHSのサイトを眺めていたら、K-supermarketのクリスマスセールの広告がありましたので、フィン語学習を兼ねて妄想でフィンランドでのクリスマスの買い物をしてみます。


まず、大きく"Tavallista paremman joulun tekijät"とあります。「ふだんより素敵なクリスマスの作り手」となり、クリスマスの料理をつくる人向けの広告になっていることがわかります。広告に載っているのは主として食品です。


次に小さく但し書き。
Tarjoukset voimassa ma-to 21-24. 12. ellei toisin mainita
価格は、もし別のやり方で述べなければ、12月21日(月)から24日(木)まで有効。
「価格が変わることもありますよ。そのときはお知らせします。」という意味も含んでいるのでしょう。


次にお買い得品が3点。


まずコーヒー、フィンランドはひとりあたりのコーヒーの消費がヨーロッパで1番だから。


Juhla mokkaユフラ・モッカ(フィンランドに行かれた人はROBERT'S COFFEE(ロバーツコーヒー)というブランドを知っているかもしれません)のJauhetut kahvit(挽かれたコーヒー)。日本的にはレギュラーコーヒー(粉)です。価格は400-500g(6,33-7,92/kg) 9,50 3pktとありまる。内容量400~500gのパック(コーヒーの種類によって違う?)が3点で9.50ユーロですが、他の品と比較しやすいように1kgあたりの価格も添えられています。Rajoitus 1 erä/talous、rajoitusは「制限」よくある「1家庭あたり1点(品目)限り」です。ところが、"Ilman Plussa korttia 4,49 pkt (8,98-11,23/kg)"とあり、Plussa kortti(プルッサ・カード)を持っていないと1パック4.49ユーロになってしまいます。


クリスマスのメインといえばJoulukinkku(ハムというよりローストポークに近い)だけど、今年はサーモンのグリルにしようかしら、レシピもあるし…。


と、いうことで、Kalaneuvos(カランネウボス社)のTuore ruodoton lohifilee(新鮮な骨の無いサーモンの開き身)を買いましょう。Kasvatettu Norjaとありノルウェーで養殖されたものです。1kgあたり8,95ユーロでRajoitus 2 erä/talous (1家族2点限り)です。


このサーモン、"C-leikattu"とあります。処理のしかたによってA~Eの5段階あるそうで、
Iltalehtiのページによれば、
C-leikkuu tarkoittaa fileetä, josta on edellisten lisäksi poistettu kaikki selkä- ja vatsarasvat. Lisäksi fileen etuosan paksuimmassa kohdassa olevat pystyruodot on poistettu. C-leikattu filee on aina ruodittu.
C-カッティングは前述(B-カッティングのこと)に加えて背中と腹部の脂をすべて取り除いた開き身である。加えて、開き身の前部の最も厚い部分にある縦骨は取り除かれている。C-カッティングの開き身は常に骨抜きされている。
ということだそうです。端的に言えばAからEにいくに従って取り除かれる部位が多くなっていきます。


次はデザートを買いましょう。Aino社のKermajäätelöt。直訳では「クリームアイスクリーム」になりますが、フィンランドでは少なくとも8%の乳脂肪を含んでいるアイスクリームをそう呼ぶそうです。900ml(3,70/l) 10,00 3 rs、内容量900mlのパックが3点で10ユーロです。Rajoitus 1 erä/talous (1家族1点限り)で、プルッサカードを持っていないと割高です(Ilman Plussa korttia 4,39 rs (4,88/l))。さらに"Ei laktoosittomat eikä kaurajäätelöt"(ラクトースフリーでもオーツアイスクリームでもない)とあり、アレルギー等への配慮がなされていることがわかります。


ここで、不明だったのは略語の"rs"。広告の写真から3パックだということはわかりますが、省略する前のことばが調べてもわかりませんでした。


広告には他に次の7点が載っています。


Saaristomeren(サーリストメリでとれた)、Kylmä- täi lämminsavustettu Kirjolohifilee(冷あるいは温燻製のニジマスの開き身)で、n.(noinの略) 700g 18,95 kg(およそ700gで1kgあたり18.95ユーロ) 
スモークした魚もおいしそうです。


Tuore benella siika(新鮮で良い状態のコクチマス)、Kasvatettu Suomi(フィンランドで養殖されたもの)で、Kasvattaja Vääräniemi(養殖業者はVääräniemi)。1kgあたり16.95ユーロです。


"benella


煮込み料理も身体が温まるからつくりましょう。
Pirkkaのkarjalanpaistilihat(カレリアシチュー用肉)、800g入りのパックが 6.85ユーロ (800g (8,56 /kg) 6,85 rs)です。


PirkkaはK-supermarketを展開する Kesko社の商標です。「く〇し良好」とか「トップ〇リュー」みたいなものでしょうか。


ターキーは丸のままではなくていいかな…。
Pirkkaのsavustettu kalkkunafilee(燻製にされた七面鳥の切り身)、1kgあたり13.95ユーロ、訳700gがパックされています(n. 700g 13.95 kg)。これを買ってスライスしようか。あれれ、これもプルッサカードを持っていないと割高だよ(Ilman Plussa korttia 15,50 kg)。


付け合わせ?それとも料理の材料?
Klementiini(クレメンタイン:小さな甘いミカン)、Espanja(スペイン)産です。1kg0.99ユーロ。


PirkkaのMiniluumutomaatti(ミニプラムトマト)、Espnaja/Marokko (スペインあるいはモロッコ)産で1パック250g入りが2点で1.00ユーロ(250g (2,00/kg) 1,00 2rs)。2パックは多いので1パックでいいか…と思ったらYksittäin(ひとつずつ) では0.99ユーロ。これなら2パック買ってしまいます。  


最後にテーブルに花をかざりましょう。
PirkkaのAmaryllis (アマリリス)、フィンランドで栽培された鉢植えです。2-vanainenですから花茎が2本、写真でもそうなっています。一鉢7.90ユーロ(7,90 kpl)、kplは@(単価)という意味でも使われます。


広告に掲載された品物は以上です。広告の画像があればイメージをつかみやすいのですが、コピペはできませんし、HSのサイトにアクセスしても同じ物はもう見ることができないと思います。


妄想の買い物もこれで終わりにしましょう。

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