Suomiな気分で!

日本に居ながらフィンランド気分が味わえる(本人がですが…)ブログをめざします

Terveisin mä! 私から私へのメッセージ

3月になりました。この頃の寒暖の差の激しさには参りますが、これも春が近づいている証拠なのでしょう。


春はスタートの季節でもあります。何かそれにふさわしい話題をということで、今回は2017年にリリースされたHaloo Helsinki!のアルバム"Hulluuden Highway"のなかに収められている"Terveisin mä!"という曲の一番の歌詞を紹介します。


曲名にある"Terveisin"は手紙の結語に使われる語で「敬具」にあたるものです。英語では結語に"sincerely"が使われますが、それを参考にして曲名を「心をこめて、私へ」としてみました。私は、過去を振り切り新しい生活を始めようとする自分へのメッセージとして、この曲をとらえています。


元の歌詞は"Kevään jälkeen…"で始まるのですが、
"Kevään<kevät(春)"より"Talven<talvi(冬)"のほうが日本の季節感に合うような気がするので、そのように換えて紹介します。


 Talven jälkeen pikkuhiljaa taas valo alkaa mussa toistumaan
 Ja pimeys monivuotinen sisältäni ulos poistumaan
 Mutta silti vähän pelottaa, et mikä seuraavaksi romahtaa
 Ja miksi mä sain parantua vaikka toiset jossain vaan katoaa


 Vaikka tahdoin, vaikka toivoin pääseväni täältä pois
 Vaikka uskoin, etten koskaan tässä esimerkkinä nyt seisois
 Mul on uusi pää ja tahto elää joka päivä vähän enemmän
 Kiitos maailma, kiitos elämä, nöyrin terveisin mä


 冬が終わり、長く続いた暗闇が私から消え
 また光が少しずつ生まれ始める
 けれど、少し怖れている
 次に崩れていくのは何だろうか
 そして今、他の人たちはどこかへ姿を消していくというのに
 なぜ私は立ち直ることができたのか


 私はここから逃げだそうと願っていた
 私は絶対ここに「模範生」として立たないと信じていた
 それでも、気持ちを切り替え
 毎日少しずつ強く生きていくつもり
 世界に、そして生きていることに感謝 
 目一杯ひかえめに、「心をこめて、私へ」


日本語に直しながら、私自身が歌詞の中に入り込んでしまったなあと感じていますが、まあいいでしょう。


ところで、緊急事態宣言が一部の地域で解除されたので、少し遠出して春を見つけて来ました。

京都市伏見区城南宮のしだれ梅。満開です。もちろん庭園も見てきました。

三十三間堂でみつけた河津桜。桜にピントが合わなかったので…

近づいて撮りました。

豊国神社の蜂須賀桜。これも見頃です。

「梅にうぐいす」ならぬ「桜にメジロ」。もう少しこちらを向いて欲しかった…。


この記事にアクセスしてくださった皆様にも、すてきな春が訪れますように。

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